神棚の設置、お祀りの方法について

神棚の設置、お祀りの方法について

 最近、神道に関心を持たれる方が増え、神棚を設置したい、お祀りしたい、という話をよく聞くようになりました。このページではその方法をお教えしたいと思います。
 出雲大社紫野教会では、お札からお祭りまで全体にわたって神棚の設置のお手伝いをしております。
 神棚は家庭のお祀りの基本です。神社にお参りすることももちろん大切ですが、自分の住まいにお祀りし、身近に感じて、毎日お護り頂いてください。

絶対の正解はありません

 今までこのページを見て出雲大社の信徒だけでなく、いろんな方からご質問をいただきました。それはうれしいことですので、みなさまもぜひ質問して下さいと思いますが、一つだけわかっておいていただきたいのは、神棚のお祀りに関して「絶対の正解はない」ということです。

 もちろん、だいたいの正解というか、今まではこのようにしていることが多い、というはありますが、必ずそうしなければならない、ということはそんなにはありません。真面目な方が多いので、神さまに失礼のないようにということで、絶対の正解を求められるのだろうとは思いますが、信仰のものですから、自分で決めなければならないこともあるとお考え下さい。

神棚に必要なもの

 神棚に必要なものは、いろいろありますが、ざっと分類すると以下のようになります。
 ・お札
 ・宮形、置き場(棚)
 ・神具
 ・日々のお祭り(祝詞、お供えなど)
 ・神職を呼んでのお祭り

神社のお札について

 神棚とは神さまを家にお祀りするものですが、その中心となるのが神社のお札です。ではお札とは一体何なのかを考えてみましょう。

・神社のお札(神札)について
 家庭の神棚には神社のお札(神札)をお祀りします。
 神棚にお祀りするお札は記載されている文字が神社によって異なります。伊勢神宮なら「天照皇大神宮」と書かれ、神宮大麻と呼ばれています。出雲大社でしたら「出雲大社御玉串」と書かれていて、御玉串は、おたまぐし、と呼びます。
 神宮大麻は皇祖神である天照大御神さまの大御恵を戴くための大御璽(おおみしるし)である、とされています。出雲大社御玉串は大国主大神さまの御神威を拝礼祈念する御璽(みしるし)である、とされています。ですので、厳密に言えば御分霊ということではありません。
 お札を通じて神さまとつながる、という感じに思うのがよいでしょう。ただ、お祀りする人の感覚としては、お札に神霊が宿られている、というのでないとなかなか実感が湧きませんので、それでもよいかと思います。霊力がこめられたものであるのは間違いありません。
 ともかく、お札を神棚にお祀りして、朝に夕に敬拝することによって、神さまのご守護を頂くことができる、というわけです。

 出雲大社は御玉串です。



 伊勢神宮の神宮大麻です。写真のように薄い紙に包まれて授与されますが、汚れないための包みですので、外してお祀りして下さい。


 左の写真のような状態でお祀り下さい。



 また、出雲大社の大国主大神を熱心に信仰する方には、出雲大社紫野教会ではお札の代わりに「だいこくさま御木像」をお祀りすることをお薦めしております。板になっているお札と違い、小さな木箱に入っていますので、これがおさまる宮形を選ぶ必要があります。
 この御木像をお祀りしたい方は、出雲大社紫野教会まで一度ご相談下さい。

 だいこくさまの御木像がこの箱に入っています
 この箱のまま宮形に入れてお祀り下さい

 また神道では、太陽が冬に力が落ちるが春にまた力を取り戻すように、神さまから頂いた力も衰えると考えてきました。ですので神棚にお祀りしている御札は1年に1回に取り替えて、新たなお力を頂きましょう。時期は年末に新しいお札を頂いて、取り替えて新年を迎える、というのが最良です。時期もそうですが、期間も絶対に1年きっかりでないとダメとかそこまで気にしすぎることはありません。ただ、一年に一度はしっかり切り替えたいものです。

宮形を選ぶ

 一般にはお札を納めるもの自体も神棚と言っていますが、宮形(みやがた)とも言います。
 宮形にはいろんな種類があります。多いのは一社造と三社造です。その他、五社造とか七社造もあったりします。お宮のような屋根がついているのもあるし、箱形でガラスの扉がついているのもあります。どれが正しい、とかはありませんので、お好きな形を選んでください。

 出雲大社の大国主大神を熱心に信仰される方は、妻入りの宮形が好ましいですが、実はこの形がなかなかありません。そこで、職人や工場をいろいろと回っているうちに、出雲型に限らず神棚に詳しくなりました。よくどんなものがいいのか、相談も受けてたまに紹介もしていましたので、お聞き下さい。
 出雲型の宮形は特注で作ってもらったものがありますので、ご相談下さい。

*出雲型45cm桧 普及品
 そこそこのものを、工場生産の部分が大きいものですが、日本で有数の宮形製造会社に作ってもらいました。これも桧(東濃桧)です。
 \18,800+送料 ようやく入ってきました。






 平入りのものでよければ、最近はホームセンター等でかなり安い物が出回っているようです。当然、安いものは理由があって安いわけですが、あまりお金が掛けられない方はそれでも構いません。
 宮形の値段の差は、材質と人件費(手間)です。木の材質は桧などのよい木材で、さらに質がよいものを使ったものが高級品になります。また、高い物は木目が綺麗に見えるように作られています。さらには装飾の数、質などによっても大きく代わり、やはり高い物が素晴らしく見えます。手間が掛かっている分原価も上がるということです。なかなか写真では難しいのですが、実物を見ると本当によくわかります。

 宮形選びで一つだけ気をつけなければいけないのは、小さいのを買うとお札が入らない物があります。神宮大麻、出雲大社御玉串など一般的なお札の高さは8寸(24.2cm)です。なるべく小さい物がいいと選んでしまうと、使えないこともよく聞きます。例えば荒神宮と呼ばれるものは小さいものが多いです。
 迷われた場合は店の人に確認してみるのがいいでしょう。

 その神棚内部の納める空間のことを内陣(ないじん)と呼びます。お札以外のものを納める場合は高さだけでなく奥行きも必要になります。上記のだいこくさま御木像の箱は高さ8.2cm幅5.6cm奥行き5.4cmですので、それだけの空間が宮形に必要です。

・特価品
特価品の案内が来ました。材質は新欅です。
欅(けやき)は独特の色と木目が美しい高給木材なのですが、堅すぎて神棚のような細かいものには向きません。そこで、似たような木目を持つ栓(せん)の木に着色したものを新欅と称するようです。
桧とはまた違う豪快な木目でよいです。



新欅一社宮
\17,800\9,800+送料(120サイズ)残り1台
大きさ:高さ38-幅37-奥行24cm

購入希望の方は出雲大社紫野教会までご連絡下さい。

神壇

 神道の熱心に信仰する方には大型の神壇がよいでしょう。

三社を越える数のお札も納められますし、大型の木札も納められますのでお薦めです。
詳しくは以下のページをご覧下さい。

大型の神棚「神壇」のおすすめ

お札の納める順番

 さて、お札を納める順番(位置)ですが

 <一社造>
 一番目に信仰する神社を一番前に、二番目に信仰する神社をその後ろ、三番目に信仰する神社を最も後ろに重ねて、宮形に納める。

 <三社造>
 一番目に信仰する神社を真ん中、二番目に信仰する神社は向かって右、三番目に信仰する神社は向かって左に納める。

 神道というか日本の伝統では左、つまり私たち見て向かって右が上位になります。
 神社本庁傘下の神社が多いですので、一般的には(1)伊勢神宮(2)氏神社(3)崇敬する神社と書いてあるものが多いようです。もちろんそれでもよいのですが、それぞれ人の信仰度合いによって変わります。例えば稲荷さんを熱心に信仰される方には一番目に稲荷の御札をお祀りされる人もいます。
 出雲信仰をお持ちの方にもいろいろあるようですが、一番目は天照大御神にお譲りして(1)伊勢神宮(2)出雲大社(3)氏神社という順番とすることも問題ありません。

 三社より多くお祀りしたい、という人もいることでしょう。五社造というのもありますし、最大で七社造というのもありますが、相応に大型になり、高価になります。反対に一社造だと縦に重ねていくだけですからあまり問題ではありませんが、三社造だとどうするのかというのは答えがありませんから、自ら考えなくてはなりません。いろんな神社の崇敬会に入ったりしますとお札が送られてきますから、増えるのもおかしくない事です。
 
 また、神道でご先祖さまを納める祖霊舎(御霊屋、みたまや)を設ける人も増えてきました。祖霊舎は仏教で言えば仏壇に当たります。一つのお社の中にまとめて神さまとご先祖さまを同居する事は好ましくありませんので、別のお社を設けましょう。まったく違うところに置くべきという意見もあるようですが、大型の祖霊舎である神壇でしたら当然別になりますが、そこまで大きな物にしないのならば、同じ並びに置くと言う事もありえます。ただ、祖霊舎の方を下位に置かなくてはなりません。
 紫野教会長の個人の神棚は、真ん中に出雲大社福神祭で当選して頂いた「福神銅御像」の大国主大神さまのお社を一番高く置き、向かって右に伊勢神宮始め各社のお札のお社を置き、向かって左に御霊屋を置いています。もちろん、これが絶対の正解ではありません。自分で考えてお祀りしてください。

神棚を設置する場所

<神棚の場所>
 神棚を設置する場所ですが、最も重要な事は次の三つです。

・清浄な場所
・明るい場所
・毎日の拝礼がしやすい場所

 場所は悩みますが、まずこの三つから考えてみましょう。

<神棚の向き>
 神棚の向きは南向きか東向きがよいと言われています。つまり部屋の北側に南に向けて置くか、西側に東に向けて置くのがよいということになります。天子は南面するという思想もありますし、東は太陽が上がってくる方だから尊ぶという考え方であろうかと思いますが、実際の神社を見てみますと、意外に社殿が北向きや西向きになっているお社があるのです。
 ですから、家庭の神棚の向きも、できれば南向きか東向きがよいというくらいで、それよりも前述の三条件の方を優先すべきだと考えています。
 
<神棚の高さ>
 神棚はなるべく高い場所に置くのがよいのですが、お供えをするならば、そのことも考えなくてはなりません。あまり高い位置だと脚立に登ってお供えをすることになります。若い時はよいのですが、年を取ると大変になります。無理して登って落ちて怪我をしては元も子もありません。立った時に目線より下になるのはよろしくありませんが、足腰が弱ってきた方は、神棚を手を挙げて届くくらいの位置まで降ろしてくるというのも必要になるでしょう。
 木製の釣り棚を作って、そこに宮形を置くというのが理想ですが、最近の住居は洋間が多いですし、賃貸ではやたらと釘を打つのもはばかられますから、なかなか釣り棚はむずかしいでしょう。その場合は、タンスの上などに棚板を置いたり、または白い布を引いて、その上に宮形を置くのもよいです。

<一階か二階か>
 一戸建て住宅の場合、一階に置くか二階に置くかというのはやや難しい問題です。清浄という面では二階の方がよいかもしれませんが、気軽にお参りできるということを考えると、やはり一階に置く方がよいでしょう。
 ただ、一階に置く場合、その真上の二階がどうなっているかが気になります。真上がタンスなどになっていればまだ良いですが、できれば人が歩き回るところは避けたいところです。
 マンションの場合はさらに難しく、上の階は他の人の住居ですからどうなっているかわかりません。
 そこで、神棚の上の天井に「雲」と書いた紙を貼る、ということも行われているようです。また『家庭の祭祀事典』(西牟田崇生編著、国書刊行会)では「神棚の上の天井と神棚とを区切るという意味から、部屋の天井板のすぐ下に天井と平行するように一枚の板を神棚の上に差し加え、神棚の天井板のような形をとって、神様には一先ず許していただくといった、便宜的な方法もあろうかと思われる。」という提案がなされていますが、個人的にはこれはよい方法だと考えています。

<避けた方がいい場所>
 ここは避けた方がいいというところですが、まずは仏教の仏壇があれば神棚とは別々の部屋にした方がいいでしょう。また、台所で油が飛んできて汚れそうなところも避けた方がよいです。また先ほどの天井の反対で、神棚の下をやたらを人が通るのもよろしくありません。部屋に入る入り口の上なども避けた方がよいでしょう。

<結局最良の場所は>
 それでは結局どこが一番いいのかということですが、居間であると思います。居間の奥で明るく清浄なところ、これが最良です。家族がいつもいるような場所にお祀りして、常に見守っていただく。そして自分たちも毎日お参りする。これが大切なのです。

神棚の装飾

 神棚を装飾するものがあります。飾りということですが、単なる飾りではなくて、荘厳さを増すものなのです。ただ、必ずいるというわけではありません。なくても構いません。個人の好きずきというところもあります。また、後で追加しても良いですから、最初の設置の際にあまり悩まなくても構いません。

<神鏡>
 神棚の装飾でまず思いつくものが神鏡です。勘違いしやすいですが、これはご神体ではありません。
 確かに神社の御神体は鏡である事が多いので、よく知らないと宮形の御扉の前に置いてある鏡が一番重要なのかなと思いがちですが、これはあくまでも装飾具です。ということで、神鏡は無くても構いません。年数が経つと鏡が曇ってきたりするものもあります。それは取り替えましょう。

<しめ縄>
 設置位置にもよりますが、できれば天井からしめ縄をつけたいところです。しめ縄にはいくつかの種類があります。縄の元の方を向かって右、先の方を向かって左に取り付けますが、出雲では反対に元を向かって左にします。ここも個人の信仰によります。紙垂(しで)を四枚あるいは二枚取り付けます。しめ縄はお札と同じく毎年新しいものと付け替えます。
 宮形をタンスの上に設置したりすると、しめ縄の取付位置がありません。仕方がないですが、そういうこともあります。

<幕>
 神棚の手前に幕をつける事もあります。


<御簾(みす)>
 御簾は箱型のお宮によくついています。個人用の神棚の場合は下まで下ろせるわけではなく、上部だけの短いものになっていることがほとんどです。

<真榊(まさかき)>
 榊立てに入れる榊とは別に、真榊というものがあります。最も重要なのは一番上の榊ですが、さすがに本物だと枯れてしまうため、模造品になります。榊を立てた棒に五色の旗を垂らします。これは五行説から来ているようです(一番表は緑色)。さらに左右で違い、剣が入った袋を掛けた方を向かって左側、鏡の袋と玉を掛けた方を向かって右側に配置します。あまり馴染みがないかもしれませんが、神社の拝殿内部などに大型のものがよく置かれています。

<神灯>
 神棚にお灯明をあげる、ということは昔から行われてきました。火は神聖なものですが、神さまへのお供えとして火をつけたわけではないようです。昔は電灯など有りませんでしたから、暗い時に拝礼するために明かりをつけたのではないかと思われます。その名残は今も残っていて、神社にも神灯がありますし、出雲大社紫野教会でも神殿に2基のぼんぼりがあり、お祭りの際には点灯しています。
 昔は燭台にローソクを灯していましたが、火災の危険があります。実際に何件か神棚のローソクが原因の火事が起こっているようです。神棚の前はゴチャゴチャしますし、紙や布など可燃物だらけですから、驚く事でもありません。最近は電気式、電池式の灯籠がありますから、そちらにしたほうがよいでしょう。どうしてもローソクに火をつけたい場合はお参りする時だけつけて、終わったらすぐに消す、というのが無難です。
ローソク台
電池式の灯籠もあります
稲荷さまなどは提灯もあるようです

<狛犬、獅子など>
 神社の参道に狛犬が置いてあるように、神棚の前にも陶器製の神使(狛犬など)を一対置く人もいます。稲荷さまを篤く信仰する人は狐を一対置く人もいます。実際の神社を見ると、狛犬が無い神社もあります。伊勢神宮や出雲大社にはありません。


<鳥居>
 神域の入り口に置かれ、また神社の境内の中でもさらに境界を示すものとして置かれるのが鳥居ですが、神棚用にも小型の鳥居があります。こちらも好きずきで置かれますが、いろいろと置いていると神前がごちゃごちゃしてくるのが問題になってきます。毎日お供えを上げるのはもちろんのことですが、掃除などで結構神棚前は触りますので、その時にやや面倒になってきます。赤い鳥居といえば稲荷さんということでしょうか、稲荷さんをお祀りする人では鳥居も置く人も多いようです。

<賽銭箱>
 自分の神棚に賽銭箱置くなんておかしいような気もしますが、毎日のお参りの際にお賽銭を入れて、そして定期的に神社に奉納に行く、というものよい事だと思います。



☆繰り返しになりますが、上記装飾は必ずしも必要ではありません。お祀りする人の好み範囲となります。個人的な意見ですが、しめ縄は可能ならば取り付けたいところです。(場所と入手先が問題になるわけですが)

神棚にお供えする道具

 次は神棚にお供えする道具ですが、こちらはある程度は必要になります。

・平瓦(または高坏) お米、お塩を盛ります
<平瓦(ひらか)>


<高坏(たかつき)>

 
・水玉 お水を入れます。お供えする時はふたを開けてください。


 

・瓶子(へいし) お酒を入れます。お供えする時はふたを開けてください。
 お酒は毎日でなく特別な日だけであることも多く、お酒の瓶をそのままお供えするならば、瓶子はなくてもよいでしょう。

 
・三方(さんぼう)または折敷(おしき) 平瓦、水玉、瓶子を載せます
 とじ目”=”が見える方を手前に置きます。
<遠山三方>
 家庭の神棚で使う三方は、低めで小さい遠山三方を使います。

<折敷>


 折敷は足付きのものもあります


・榊立 榊をいれます。




 これらも神具店で購入することが出来ます。大きいものから小さいものまでありますので、宮形と置けるスペースに合わせた大きさの物をお選び下さい。

お供え

 神棚には毎日お供えしましょう。

 米:精米したお米をそのままお供えするか、炊いたご飯をお供えしてください
 水:綺麗な水をお供えしてください
 塩:塩をお供えします。お供えした物は後ほどお下げしてから自分達で頂きますが、塩を毎日お供えすると相当の量になりますので、毎日でなくても構わないと思います。円錐形に固めて綺麗にお供えする道具もあります。
 この他に普通に食べている食事をお供えするのもよいです。三方等に載らない場合はお皿などに載せてお供えしてください。

 榊:榊は枯れないように新鮮なものをお供えしましょう。定期的に取り替えてください。夏場、気温が30度を超えると枯れやすくなりますので、早めに交換しましょう。

 また、お祭りをする日、正月や、毎月一日、家族の記念日などは果物など良い物をお供えしましょう。季節の初物など、良いものを頂いた時もお供えするものよいことです。
 お下げしたお供え物は家族全員で頂きます。神饌を頂くのは神さまのお力を頂き、神人合一の境地に達するための大切な行為の一つですので、皆さんで頂いて下さい。

 <お供えの配置>

毎日の拝礼と祝詞

 神棚には毎日拝礼しましょう。
 出雲大社教では家庭の神棚に毎日唱える「日拝詞」を授与しています。祝詞と拝礼方法が書かれています。「日拝詞」は出雲大社紫野教会でも授与しております。

 日拝詞をあげて、反省、感謝し、祈りを捧げ、日頃から神さまとのご縁に結ばれて、ご加護を頂いて下さい。忙しい日には祝詞をあげている時間がない、という人もいるかもしれませんが、その場合でも最低拝礼のみはするようにしましょう。

神職を呼ぶお祭り

 最近は、特に都市部では神棚自体ない家が多いですから、神職を呼んで神棚のお祭りをするということが見慣れないですが、昔はよく行われてきました。
 自分で設置しただけでも構いませんが、やはりせっかくですから神職を呼んでお祭りしましょう。特に神棚を設置する際、または引越し、撤去する際には神職を呼んで丁寧なお祭りをしたいものです。

最低限のものは

 神棚を最低限必要になるものは、お札、宮形、米、水、(塩)の毎日のお供え、毎日の拝礼です。
 宮形も最初は安いものでも構いません。のちに経済的に余裕ができた場合、大きなものに替えればよいでしょう。装飾は迷ったら最小限で始めて、徐々に足していけばよいです。
 あまり考えすぎないで、まずはとにかく神棚をお祀りして、毎日の拝礼をすることが大切です。

出雲大社のお札をお祀りください

 どういう経路で来られたのかわかりませんが、このページ来られたのも大国主大神さまのご縁。ぜひ出雲大社のお札もお祀りください。神事(かみごと)を司る、神さまの世界の神さまであられます。
 出雲大社紫野教会でも出雲大社のお札、お守りを授与しています。遠隔の方、あるいは多忙の方には郵送もしておりますので、ぜひお受け下さい。
 →出雲大社紫野教会の授与品

お問い合わせ

 とにかく神棚をお祀りしてみたいけどよくわからない、という方は、出雲大社紫野教会にお越し下さい。一からご説明して、必要なものをご案内いたします。
 遠くて行けそうにないという方は、近くのよくお参りする神社で聞いてみるのがよいでしょう

 ぜひ、神棚をお祀りして、大国主大神さま、また神さま方に日々感謝して、御守護を受けられ、日々明るい楽しい暮らしをお送り下さい。

※「出雲大社紫野教会」は全国に100以上ある出雲大社教の分祠、分院、教会、講社の一つです。京都市北区で大国主大神さまをお祀りし、ご参拝、ご祈願ができます。また、お札お守りなどの授与を行っています。気軽にお参り下さい。
→出雲大社紫野教会について

→お札お守りの授与のページ


<このページの筆者>
 中島隆広 : 出雲大社紫野教会、教会長
昭和46年京都府生まれ。名古屋大学経済学部卒業、会社員の後、パソコン部品のインターネット通販の会社を起業して経営する。会社売却の後、國學院大學神道學専攻科に入学し、神主となる。

★教会長中島の本が出ました!
 日本人が伝えてきた心、そして生き方を、神道、神さまの話を中心としつつ、語った本です。相当な時間を掛けて作り上げました。ぜひ一度お読みください。

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